【持ち歩きたい!】装丁が魅力的な文庫11選

読書

こんにちは。ぽてとです。今回はぽてとお気に入りの魅力的な装丁の文庫を11冊選んでみました♪

あえて内容には深く触れずに紹介していきたいと思います。それではどうぞ!

装丁とは?

一般的には本を綴じて表紙などをつける作業を指す。 広義には、カバー、表紙、見返し、扉、帯、外箱のある本は箱のデザイン、材料の選択を含めた、造本の一連の工程またはその意匠を意味する。(Wikipediaより)

ヴァニティ:唯川恵 /光文社文庫

シンプルな装丁と上品なカラーがグッとくる!

カバーデザイン:鈴木久美 カバーイラスト:網中いづる

女性なら一度は着けてみたいあの憧れのアクセサリーブランドのイメージカラーに似た色のカバー。内容も期待を裏切らず、妙齢の女性たちの恋や仕事の物語です。

勝手にふるえてろ:綿矢りさ /文春文庫

作品名とうさぎちゃんのギャップにキュン。

カバー写真:馬場わかな デザイン:名久井直子

恋愛経験ゼロ26歳のオタク系女子の恋。ちょっといびつで想像もつかないような主人公と、この表紙のかわいらしさと題名のギャップがうまくマッチしているなと思います。

ニムロッド:上田岳弘 /講談社文庫

宇宙征服者のオベリスクの存在感たるや。

カバーデザイン:鈴木成一デザイン室 カバー写真:DanilaTkachenko

芥川賞受賞作。登場人物3人とシンプルで、文体も非常に冷静でたんたんとしています。表紙は写真で、モスクワにある宇宙探査達成の記念碑です。高さ107m。頂上にはロケットがあるらしい。

リボン:小川糸 /ポプラ文庫

色鮮やかな刺繍で描かれたオカメインコがとってもキュート!

装画:原公香 デザイン:大久保伸子

パッと目をひくオカメインコはイラストではなく、刺繍なんです。物語には刺繍をする人物も出てくるので、まさにその世界観をしっかりと表現している表紙だなと思います。

物語のなかとそと:江國香織 /朝日文庫

直木賞作家の日常はさぞかしオシャレなのだろうと思ってしまう表紙!

装幀:名久井直子 装画:三宅瑠人

これは表紙買い。テーブルの上にパンやらブーツやら手紙やら載っていてカオスなのに、とても洒落ていてかわいい。写実的だけど色鉛筆の味もあり、コレクションしたくなるデザイン。

敗者の告白:深木章子 /角川文庫

額に入れて飾っても映えそうな表紙!

カバーイラスト:長谷川洋子  カバーデザイン:須田杏菜

黒地にビーズやスパンコールを使用したきらびやかな天秤がよく映えます。内容はミステリ。意外な展開を楽しめる一冊です。深木章子氏の別の作品も、同じテイストで長谷川氏が表紙を手掛けています。

通い猫アルフィーの奇跡:レイチェル・ウェルズ /ハーパー文庫

猫好きイラストレーターの描くアルフィーがチャーミング!

表紙イラスト:東久世  ブックデザイン:albireo

イラストを手掛けた東久世氏は猫を中心に動物のイラストがなんとも魅力的なイラストレーター。アルフィーシリーズはすべて東さんのイラストです。シリーズで揃えてみるのもおすすめ。

ジヴェルニーの食卓:原田マハ /集英社文庫

あの名画が表紙に。

カバーデザイン:松田行正  

イラストレーション:睡蓮 Les Nymphéas/Claude MonetⒸRMN-Grand Palais(オランジュリー美術館)/Michel Urtado/AMF/amanaimages

日本でも人気の高い、印象派を代表するモネの睡蓮。内容も、印象派の巨匠たちを主人公とした物語になっています。絵画好きは持っておきたい。

福も来た パンとスープとネコ日和:群ようこ /角川春樹事務所

ひょっこりネコちゃんに思わず笑みがこぼれる。

装画:米津祐介 装幀:藤田知子

群ようこ氏のパンとスープとネコ日和シリーズの一冊。ちょっとアンバランスなスープ鍋と、ちょこんと顔を出す猫がかわいらしい。題名の「福」に隠れたネコの文字も遊び心があっていい。

海と山のピアノ:いしいしんじ /新潮文庫

絵本のようなかわいらしい表紙♪

装画:くまあやこ 装幀:新潮社装丁室(二宮由希子)

絵本や児童書の表紙も手掛けるくまあやこ氏の装画。作者のいしいしんじ氏も「宇宙一かわいい」と驚嘆したかわいさ。これも、表紙買いです。

猫は、うれしかったことしか覚えていない:石黒由紀子 /幻冬舎文庫

ゆるゆるなタイトルの文字も魅力的!

カバーデザイン:ニルソン カバーイラスト:ミロコマチコ

ミロコ氏の絵と石黒氏の文章の相性を見抜いた編集者の方、ありがとうございます。と、言いたくなるような、ゆるゆる猫エッセイ。タイトルも秀逸。猫好きの人、買い!ですよ~。

おわりに

いかがでしたか?今回は動物系の表紙が多かったように感じます。装丁は本の顔。装丁一つで売れ行きも変わってしまうので、大事な部分なのですが、意外と誰がデザインしているのかなど意識せずに買っていました。今回改めて、装丁に関わる方の名前を調べたりして、とても学びがありました。まだまだ素敵な装丁の本はたくさんあるので、第二弾、三弾とシリーズ化していけたらいいなと思っています。最後までご覧いただき、ありがとうございました♪

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